【FIRE 最強の早期リタイア術】 30代おんさんの読書感想文

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こんにちは、ぼびーです。

今日は読書感想文ですね。友人から薦めれてた本を紹介していきたいと思います。

タイトルにあります【FIRE 最強の早期リタイア術】を二日間かけて読んでみました。こちらは、2020年ダイヤモンド社より出版された書籍で著者はクリスティー・シェン&ブライス・リャン氏となっています。著者はカナダ在住の夫婦で、本の内容は主に妻クリスティーさんの幼少期から形成された欠乏マインド、お金の価値観などを基に自身の人生をどうやったらより良くできるのかを考え、実際にFIRE(経済的自立と早期リタイア)するまでの道のりを記してあります。

正直この手の本やブログ、インフルエンサーの発信記事は生き残りバイアスがかかっているので、実現性がないと身構えてしまうんですよね。自分は成功した人と同じことを再現することはないと考えてしまうので、友人の薦めでなかったら読むこともなかったと思います。

しかし読んでみると面白いもので、あれよあれよと二日間で読んでしまいました。全300ページからなる本なので要約はできませんが、特に興味深かった内容について、紹介してみようと思います。

※一部内容を引用させていただいている部分があります。

◆マイホームは投資ではない

この手の話はもうありふれてますよね、「賃貸派」と「マイホーム派」

どっちが良いかなんて他人が決めることなんてできないですよね。私は田舎在住なので周りの友人や家族もマイホームを新築するのがスタンダードと考えています。そんな私もマイホームを建てるのが普通と考え、二年前に35年ローンを組み新築しました。

私自身は結婚後に一年間賃貸に住んでいましたが、高額な家賃の割に断熱性や遮音性などの性能が低く、光熱費も割高な業者を選択するしかない契約で正直ストレスでしたね。だけぇマイホームに引っ越してからは賃貸よりお金がかかっていますが充実しています。

話はそれましたが、本の内容はあくまで投資としての視点から述べれていました。

なぜ家は最悪の投資なのか

まずこの話の舞台はカナダであり、日本の不動産とは価値感が違うということを念頭に置いておきましょう。

著者の近所にある「恐怖の家」と呼んでいる物件がありました。表には政府の秘密の無人偵察機について書かれた看板が立てかけれ窓には「UFO」とペンキで殴り書きされていたそうです。

しばらくして「売り出し中」の看板が掛けれれ、数日後「売却済」のステッカーが貼られていました。50万ドルで売れたみたいです。

買い手は不動産転売業者で、壁や屋根が剥がれ落ちていたボロ物件を適当なリノベーションで表面的には見栄えのいい物件に仕立て上げて、再び不動産市場に出したそうです。そして数日後、80万ドルで売却されていました。

すごい話ですよね。「住宅は資産」との考えも聞きますが、実際は日本では買った価格より売却時の価格が高くなるのって、都心部や一等地などのごく一部の物件なんじゃないかって思っています。

話を戻します。著者は「恐怖の家」の一件から不動産について色々調べたそうです。

調査局のデータによると米国の家族は平均して9年間同じ家に住み続けるそうです。また彼らは不動産は必ず価値がある、優れた投資だと思っているのです。その9年間に平均的な米国の家族に何が起きるのか。

住宅の所有にはお金がかかる

歴史的にみると住宅はインフレ率と同じペースで価格が上がっていく傾向があります。

例えば50万ドルで買った住宅は9年間で84万5000ドルに値上がりしたとます。

34万5000ドルの利益です。これこそ投資といえる結果ですね。

ところが、実際には家の所有には購入価格以上の出費が伴います。家を売ったり買ったり、ローンを借りたり、保険を掛けたり、毎年維持するのにお金がかかります。

本書では色々なコストが計算されていますが、ここでは割愛します。

結論として、34万5000ドルの利益と思っていたものが9年間に住宅にかかったコストで相殺されていたそうです。しかも、売却価格も毎年6%のペースで住宅の価値が上昇すると楽観的な想定で計算されていることです。住宅価格がもっと緩やかに上昇すれば資産価値は減ってしまいます。

家が優れた投資になるのは不動産業者、政府、保険屋、銀行にとってのことで、持ち主にとっては最悪の投資資産だそうです。

日本だと住宅の価値は年々減る、むしろ建てた時点から価値はかなり減っています。私だったら誰かが建てた家をその建築価格で買わないですもん。かなり安くすれば少し考えまずが、売り手からすれば価値が下がったってことですよね。

マイホームは資産とは言えないかもしれないですね。

「金持ち父さん、貧乏父さん」でも資産とはポケットにお金を入れてくれるものって言っていますしね。

  • 住宅の所有にはお金がかかる
  • ローン以外にも追加費用が発生し、売却利益の大半は相殺される
  • 貧しい人はモノを買う。中間層は家を買う。お金持ちは投資資産を買う。

◆お金を浮かすために旅行をする

この章はFIREした後のお話しですね。

著者は30代でFIREするまでに倹約して支出のコントロールとスキルアップによる収入の最大化を図ったそうです。そして、金融資産を築き、4%ルールに従って年初に資産を切り崩した時の額が年間支出額を上回ったときに、経済的自立を達成したそうです。著者独自の計算に基づいたポートフォリオが記されているので読んだ際には参考にしてみてはどうでしょうか。

一年間の世界周遊旅行

旅行の内容については特に詳しくは書かれていませんでしたね。人の体験談を私が語っても何にもなりませんし。

話は一年間の周遊旅行から帰ってからです。一年間の旅行に使った費用を計算しているときにある事実に気付いたそうです。

3大陸、20ヵ国を訪れ、地球まるまる一周した旅行にかかった費用が、家にいるときにかかった生活費と変わらなかったそうです。これが何を意味するのか。

世界旅行を続けられるのです。ずっとね。

いいなぁー♫

世界を旅行するのにかかる費用

大人二人の旅費、年間およそ4万2000カナダドルかったそうです。滞在場所をお金のかかる地域(英国、西欧、日本など)とかからない地域(東南アジアなど)に分けることで、1日の支出を抑えることができたそうです。

ときおり贅沢な外食や体験を織り交ぜても、東南アジアを旅先に組み入れることで費用を抑えることができるそうです。東南アジアに滞在する期間を長いほど予算が足りなくなるリスクが抑えられ、旅のポートフォリオにおける債券のようなものと表現しています。

著者の資産は年間4万ドルを生み出すそうです。旅費を3万6000ドルに抑えることで、旅行しながら4万ドルの収入がもらえている計算になります。素晴らしい♬

◆まとめ

私が読んで印象に残った個所を紹介してみました。

この本にも書いてあったように、お金系の本では定番になっている項目をまず実践することが大事なんですね。

  • 倹約と収入の最大化
  • 現金だけでなく金融資産に投資し、適切な資産配分でポートフォリオを形成する
  • 株式はインデックスファンドを積み立てる
  • 4%ルールを適用し、資産の切り崩し金額が年間支出額を上回ること

もっと大事なこともあるかもしれませんが、私はこのように感じました。

あとはFIRE

できるかどうかは、自分次第ってことですね。

境遇や環境、親ガチャなど関係なく、行動するか、しないか

FIREの民になる為に必要なことかもしれません。

ですがリタイアを考える前に、まずは家族が幸せに暮らせるように努めていきます。

読んでいただきありがとうございました。

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