こんにちは、ぼびーです
先日、妻が5回目の移植を行ってきました。
結果は今週に判るのですが、先日まで妻が腹痛を起こしており今回もダメそうだと諦めています。なかなか報われず妻の心も体も辛い状況です。
それは私たちだけではなく、多くの方もまた悩み苦しんでいることと思います。これから体外受精に挑戦しようと考えているが、「保険適用外だし、治療費はいったいどれくらいかかるのか?」と考える方もいると思います。
そこで今回は、私たちの治療にかかった費用を公開していきたいと思います。
※医療機関によって治療費は異なりますので参考程度に考えていただけると幸いです。
◆ 1回目《採卵+新鮮胚移植》
1回目の体外受精の治療内容はご覧の通りです
- 採卵(卵4個採取)
- 顕微授精 4個 ※オプション料金(4個まで約5万円、4個以降は1個につき約1万円
- 新鮮胚移植(受精後、初期胚の段階で凍結せずに体内へ移植する)
- 初期胚から胚盤胞への培養
- 胚盤胞凍結(1個)
治療費 | 472,588円 | 採卵、移植手術、顕微授精、培養、凍結、薬等 |
検査費 | 4,880円 | 治療期間内の検査費用、妊娠判定費用等 |
消耗品費 | 105,600円 | 採卵針、移植カテーテル、培養液等 |
合計 | 583,068円 |
国及び県からの助成金は初回の治療の為、35万円となります。治療内容によっては助成金が異なりますので各自治体のHPで確認してください
注意点は、年度末に治療を終えた場合(移植後の妊娠判定や授精しなかった段階など)、3月末までに申請書を提出する必要があるそうです。
この時、医療機関が発行する提出書類があるのですが、発行までに数日かかります。これが3月末までに間に合わなければ役所は助成金の受付をしてくれません。
その年度に行った治療はその年度末までに申請しないと助成金が出ないので、2月~3月に治療を受ける際は注意してください。年度末の申請書の受付については事前に役所に確認することをお勧めします。
◆ 2回目《凍結胚移植》
2回目の体外受精の治療内容はご覧の通りです
- 凍結胚移植(凍結保存していた胚を解凍し、移植する)
治療費 | 235,164円 | 移植手術、解凍、培養、薬等 |
検査費 | 9,729円 | 治療期間内の検査費用、妊娠判定費用等 |
消耗品費 | 22,000円 | 移植カテーテル、培養液等 |
合計 | 266,893円 |
この2回目の移植で私達は新しい命を授かることが出来ました。
当時は早い段階で体外受精へ挑戦して良かったと思っていましたが、妊娠8週目辺りでお腹の子の心臓が止まり、流産してしまいました。
辛い治療に耐えて、やっとの妊娠だったのに。。
◆ 3回目《採卵+凍結胚移植》
流産、摘出手術から2ヶ月ほど空けて、3回目の治療を行いました。
- 採卵(卵5個採取)
- 顕微授精
- 初期胚から胚盤胞への培養 最終的に胚盤胞 1個→凍結
- 凍結胚移植
治療費 | 587,350円 | 採卵、移植手術、顕微授精、培養、凍結、薬等 |
検査費 | 2,200円 | 妊娠判定費用 |
消耗品費 | 105,600円 | 採卵針、移植カテーテル、培養液等 |
合計 | 695,150円 |
妊娠なし。
この時、私は長期出張中。
流産のショックと高額費用、妻の辛そうな体調を目の当たりしてきたが、結果は呆気ないものでした。
◆ 4回目《採卵+凍結胚移植》
- 採卵(卵9個採取)
- 顕微授精 →7個 振りかけ法(卵に対して精子をかける方法) →2個
- 初期胚から胚盤胞への培養 最終的に胚盤胞が7個→凍結
- 凍結胚移植
- 凍結保存費用(6個)
治療費 | 679,904円 | 採卵、移植手術、顕微授精、培養、凍結、薬等 |
検査費 | 2,200円 | 妊娠判定費用 |
消耗品費 | 105,600円 | 採卵針、移植カテーテル、培養液等 |
合計 | 695,150円 |
今回の採卵では通常より多くの卵が育ち、9個も採取でき、尚且つ7個も胚盤胞まで培養することが出来ました。
しかし、多くの卵を体内で維持し育て続けたので、採卵後は卵巣過剰症候群になり、妻は一週間ほど激痛に襲われました。こんな時、男は無力なものです。
毎回辛い状態を目の当たりにしてきたので、胚盤胞が多く育った報告を受けた際は嬉しくて涙ぐみました。これでしばらくは妻が痛い治療をせんでいいと。。
今回の移植結果も妊娠なし。期待をしとったけど呆気ないですね。
◆ 5回目《凍結胚移植》
今年最後の移植となります。
判定結果は12月11日。正直、今回もダメそうな感じです。妻もあまり期待していません。
- 凍結胚移植
治療費 | 235,164円 | 移植手術、解凍、培養、薬等 |
検査費 | 9,729円 | 治療期間内の検査費用、妊娠判定費用等 |
消耗品費 | 22,000円 | 移植カテーテル、培養液等 |
合計 | 266,893円 |
◆ まとめ
医療機関によって治療費は異なりますが
- 採卵+移植 約60〜70万円
- 移植のみ約27万円
体外受精に関しては保険適用外なので、かなり家計に負担となります。国と地方自治体からの助成金もありますが、実質4割ほどしか補填できません。
それでも菅前首相の尽力もあり、不妊治療の助成金の条件が改善され、恩恵を授かることができ幸いでした。来年には保険適用となるそうなので、今よりももう少し負担が軽減されるかもしれません。
*なんか保険適用も回数制限があったような、、、
同じように体外受精の情報を求めている方にとって今回の記事が役に立ち立つことを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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