こんにちは、ボビーです。
怠けすぎて全然更新していませんでした。ブログのモチベも全然保てないし、どーしたもんですかね。
さて、前回の投稿(二ヶ月前ですが。。。)で妻の出産時の状況を綴ってみましたが、もう一度整理してみたいと思います。
◆出産時の状況
まず、前置胎盤との診断を受けて経過観察をしている時期に、前置血管と言う状態あると診断されました。しかしまだ超音波での診断であり、確定したものではないと言われていました。
前置血管の状態を確認する為に検診の回数も増えましたが、前置胎盤と前置血管の改善は見られませんでした。
6月に入り突然大量出血が起こり、救急搬送されそのまま入院生活に入りました。
出血は子宮内ではなったので大事には至らず、その後は特に問題もなくジュニアも順調に成長していきました。
結局、30週過ぎても前置胎盤は改善せず、前置血管のリスクも大きいので帝王切開と輸血準備に入りました。
自己血を週一回300ml貯血し、三回行いました。あとは手術予定日を待つだけでしたが、予定より4日早く破水が起きてしまいました。
前置血管は子宮口入口のところに母体と赤ちゃんを繋ぐ血管が形成されている症状なので、そのまま自然分娩が起きてしまうと血管が破裂するリスクが高いとのことでしたので、緊急手術となりました。
手術開始から一時間でジュニアは無事誕生しました。看護師さんから呼ばれた時はドキッとしたものです。
しかし、その後は妻の手術について情報がなく、看護師さんが慌てて輸血パックをかき集めている姿が見られ、義母と不安の時間を過ごしました。更に追加で輸血パックを届けられているのを見て、正直助からないんじゃないかと考えて待っていました。
手術開始から三時間後、主治医から手術終了の報告があり、前置胎盤が真正面にあったことで切開できる場所が子宮の上部しかなく、お腹を大きく切開したと聞きました。事前に説明されていたリスクでいったら、最悪のケースの手前だったのかなと。
ちなみに最悪のケースは出血が止まらず子宮摘出することでしたが、妻の場合はなんとか止血はできたみたいです。しかし、出血量は6000mlにもなったそうです。
術後に妻との面会ができました。
麻酔から目が覚めた後の朦朧とした意識の中、激痛と様々な感情が溢れて、まともな会話はできませんでしたが、私はひたすら感謝の気持ちと労いの言葉をかけました。
◆産後の状況
産後数日は激痛が治まらず、鎮痛剤を打ってもらっていましたが、歩行ができないので子供に会うこともできない日が続きました。
しかし、四日目くらいから鎮痛剤の注入針が抜かれ、痛みに耐えなければならなくなりました。
通常、帝王切開の場合は5日くらいで退院するらしいのですが、妻の場合は傷口が大きく、大量出血の代償で貧血状態が続いており退院できる状態ではありませんでした。
そして、産後の検査でまたしても問題が発生したのです。
◆遺残胎盤
手術前の説明では、胎児の取り出し後は胎盤は簡単に剥がれると言われていました。
しかし、蓋を開けてみれば(この場合はお腹を閉じるの方が適切かも)子宮の中に胎盤が残っていたと報告を受けました。
しかも超音波検査で見る限り、胎盤には豊富な血流があるとのこと。
後日、MRIで精密な検査を行いました。結果は縦横5㎝くらいの大きなものが残っていたそうです。
主治医の話では、通常のものよりかなり大きく、こんなサイズは初めてだとか。
帝王切開で子宮を開いたのに、この大きさのものを見逃すのか?
医療ミスではないんか?と今でも思っていますが、先生はこの大きさを見逃すはずがないと言っており、小さく残ったものが血液が供給されることで成長したのかもと。
結局、何度目になるんでしょうかね、病状とリスクの説明を受けました。
- 胎盤が存在しているので身体は血液を供給し続けるが、胎児がいないのでいずれ血流が減少し、胎盤は縮小していくだろう
- 血流が豊富な状態なので、胎盤が剥離すると大量出血になるだろう
- その場合、現状の貧血状態だと危険なのですぐに処置できるように退院はできない
- 出血が起きた場合はバルーンで止血するが、止血できない場合は大きい病院に搬送して血管を閉塞する手術を受ける可能性がある
- 胎盤が自然に縮小して問題ない状態になるまで半年以上かかる
こんな感じの説明でしたかね。
そして、先生から提案された方針は
- 経過観察して、自然に縮小するのを待つ
- 転院して血管閉塞の手術をして胎盤の血流を止める
妻の方は痛いのはもう嫌だと言っていたので、経過観察することにしましたが、不安のなか子育てをやっていかにゃいけんのは大変です。
◆その後の状況
出産から3週間、ようやく退院の許可がおりました。
しかし、出血のリスクと貧血状態もギリギリな感じらしいので、しばらくは実家へ里帰りして義母にサポートしてもらいながら子育てに慣れていくことになりました。
そして先日、ようやくわが家に妻とジュニアが帰ってきました。
思えば、不妊治療は痛みと授からないストレスと闘い、妊娠後はつわりと死産のリスクにさらされるストレスが最後までつきまとい、マタニティライフなんて言える余裕はありませんでした。
挙句、産後も出血のリスクが消えないとは。
それでも妻は苦難を乗り越えて、これから夢にまで見た家族三人の生活が始まるのです。
次回は、医療費について書いていきたいを思います。
そのあとからジュニアの成長日記でも書いていこうかな。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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